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人員不足への対応
みなさん、こんにちは。
社労士の井寄です。
厳しい寒さが続いていますが
体調管理にはお気をつけください。
まだ、あちらこちらで「コロナ罹患のためお休みしています」と
ご連絡を受けることがありますが、外国人の方が増えたからか
町の中や駅、空港、電車がすごく込み合っているのに
驚いています。
人混みは苦手な方ですので
静かだったころが懐かしい
(静かだった頃も出歩いていたということですが・苦笑)
と感じてしまいます。
最近、飲食店に入店しようとして
待つことが増えているように感じませんか?
店の中をみると、席は空いているときもあります。
今は「相席」をしていないため、
4人席でで1人で食事をすることもあるため
待たざるを得ないのかと考えていました。
ところが、先日、伺ったお店は
スタッフが足らず、食事を終えていても
テーブルの片付けがおいつかないため
外で待つお客さんを入店させられない状況に
なっていることに気づきました。
飲食店でのあるアルバイト希望の人が
コロナ禍で減っていることもあるでしょう。
ただ、それ以上に、少子化の影響で
若者の数自体が減っているため
今後も飲食店での待ち時間は改善されないのでは・・と
感じました。
人員不足は飲食店だけの話ではありません。
弊所で、スタッフを募集した際も年々応募者が減っていますし
昨年末、臨時的に派遣社員の方をお願いしたときも
派遣会社にも人がいない状態でビックリしました。
スーパー、コンビニはセルフレジの導入が進み
我々の仕事も各種手続きの自動化が進んでいますが
コロナ禍を経て、これまで社内で処理されていた対応についての
ご相談を受けることが増えているように感じます。
例えば役所での手続き業務についても
ホームページに掲載されているQ&Aなど手厚くなればなるほど
自社の事例はどれに当てはまるのか
答えを探すことができなくなり
電話やメールで聞いた方が早いとなり
ご相談につながっていると感じています。
ただ、今後、労働力人口が右肩下がりで減っていくのは確実です。
若者が減っているということは、その次の世代も減るということです。
それでも成り立つビジネスモデルを考えるべきときが
やってきたと感じています。
2月給与の注意事項
2023年4月1日より中小企業についても月60時間以上の法定外労働時間に対する割増賃金率が引き上げになります。
まず自社の労働時間を適正に把握し、その影響を把握し、労働時間の短縮を考えてみてください。
厚生労働省 割増賃金引上げ
今月の気づき
2023年のスタートとなる1月は、本当に忙しく過ごしました。
仕事も忙しかったですが、遠方の友人と会う機会も多く
1月は東京には3往復しました。
普段、SNSを通じて、お互いの近況は知っているものの
実際に会って話すと、これからやろうとしていることとか
本音の部分が見えて、有意義でした。
今、安易にSNSで書いてしまうと、言葉だけが独り歩きして
他人の誤解を招いたり、よかれと思ってしたことで
相手を傷つけたり、自分も傷ついたりすることがあります。
人と会わない期間があったことで、他人との距離の取り方が
わからなくなったと自分自身も感じたことがありました。
しかし、人は人に学ぶものなんですよね。
1月にご一緒したみなさんの立ち振る舞いをみて
「あ、こうすれば相手を傷付けないんだ」とか
学ぶことが多くありました。
私はズケズケとモノを言ってしまうタイプなので
気をつけようと思いつつ、そういう役割を期待されている面も
あるとも感じており、しっかり自分の立ち位置を決めて
行動したいと感じました。
(2023年02月発行)