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いより通信 vol.191 (2021年01月号)

時代の変化を受け入れましょう

みなさん、あけましておめでとうございます。
今年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

今年のお正月はゆっくり過ごされましたか?
毎年、この時期に長めの休みをとって海外に行かれている方も
多いと思います。

今年は本当に残念でしたね。
その反動なのか、1月2日にデパートに食料品を買いに
行ったところ、大混雑でビックリしました。
ステイホームで、自宅での食事をより充実させるために
よりよい食材を求めておられるんでしょうか。

いつもと違う生活スタイルや、仕事のやり方
他人とのコミュニケーションの取り方
自分自身の気分転換の方法などが求められた
2020年だったと思います。

「少し我慢すれば、以前に戻る」は幻想だったことは
今の感染拡大の状況を見ていると明らかです。

そして、移動の制限や人と会うことの制約の中で
実はこの方法でもいけたと感じていることもたくさんあるはずです。
例えば、オンラインミーティングの活用により
移動の時間と出張旅費と体力の消耗を大幅に削減することが可能になりました。
会食の制限も同じです。

毎年、12月は仕事に終われていますが、今年もそれなりに
忙しかったものの、途中から前倒しで仕事をやっている自分に
気づきました。
忘年会がないって、こんなに時間ができて身体も楽なんだ、と
ビックリしました。

移動や会食がなくなることで、影響を受ける業界もあると思いますが
一度、これを経験してしまうと、以前のようにやみくもに出歩くことはしなくなるように感じます。

本当に必要なときだけ移動する、会食に行く等、
それぞれが自分の時間とお金をどう使うか
シビアに考えるJ時代がやってきそうです。
 

人が動かなくなると、経済活動は縮小せざるを得ないでしょう。
できるだけミニマムに、、生きて行くのもひとつの方法だと考えます。

弊所も、まずは選ばれる存在となるよう、仕事のクオリティを高めると同時に
クラウドシステムの活用等、どんな環境でもサービスを提供することができるよう
引き続き取り組んでいきたいと思います。

外的環境に対して、文句を言ったり、他人や国を攻撃しても何も変わりません。
「◎◎ではなければならない。◎◎ができないのは××のせいだ」という考えは捨て
今のこの環境でできること、そしてこの環境だからこと気づいたこと、
よかったことを積極的に取り入れ前に進むことが大事だと考えます。

みなさまも健康には留意して、新しい時代に向かって一緒に前に進んでいきましょう。

1月給与の注意事項

1)令和3年1月1日施行で育児介護休業法が改正になっています。子の看護休暇および介護休暇について1時間単位での付与が義務付けられます。
 

2)今年はオリンピック開催の予定に合わせて祝日が移動になっています。

3)労働保険料の第3期の納付期限は2月1日(月)です。

4)雇用調整助成金の特例措置の期間が2月28日までに延長されています。

今月の気づき

年初に放映されたドラマ「逃げ恥スペシャル」の労務監修を知人の社労士が担当したとのこと。
番組の終わりに流れるテロップにしっかり名前が載っていました。

会社や働く場を舞台にしたドラマが多くありますが
ハラスメント問題であるとか労働時間に関することなど
設定が?と思える内容のものも正直あります。

我々社労士がそうした場面でお役に立てることがわかり
私も誇らしい気持ちになりました。

今回、印象に残った場面として、妊娠をした主人公の女性が
会社の総務に妊娠時に使うことができる制度を相談したところ
医師の指導がある場合、短時間勤務の利用も可能だけれども
短時間勤務になった場合は、不就労時間について給料は支払われないことになる。
産休・育休前に給料が減ると、育休のときに受給できる給付金の金額も減るという
説明がきちんとあったことです。

これまでドラマでそんな細部までの説明はなかったような気がします。
あんまりやりすぎるとセミナーみたいになってしまうので
問題だとは思いますが、多くの人が関心をもってくれる番組の中で
正しい情報を流すことができることは大切だと思いました。

私も実は、関西圏の深夜のバラエティ番組の監修をさせていただいたことがあります。
台本のやりとりをさせていただいたんですが、テレビには「尺」と「流れ」があるため
必要最小限の言葉で正しい内容を伝えることの難しさは感じました。

年初から私達社労士に夢と希望を与えてくださった同業者の佐藤広一先生に大感謝です。

(2021年01月発行)

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