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いより通信 vol.188 (2020年10月号)

社内の結束を強めましょう

みなさん、こんにちは。
社労士の井寄です。

朝晩涼しくなりました。
今年も残り3ヶ月です。
今年は、「暗黒の期間」があったので
1年が経つのがとても早いです。

9月半ば以降、事務所近くの
ビジネスホテルの灯りも徐々に増え始め
人の行き来が戻ってきた感じがあります。

電車で必ず座ることができたり
お昼休みに行列に並ばずにランチを
食べることができる期間は終わったように感じます。

ただ、飲食店を中心に実際に自分が行ってたお店や
知り合いのお店も閉店することを決められるなど
コロナ後の影響はこれからなのかなと感じ
不安で落ち着かない気持ちで過ごしています。

さて、先日、労働政策研究・研修機構主催の
テレワークに関するフォーラムをオンラインで受講しました。

実際にリモートワークをされていたり
そのサポートをされている3社の企業(株式会社キャスター、日立製作所
サイボウズ)の発表がありました。


3社とも、そもそもリモートワークを導入されている会社であり
自社が取り組んできた中で、感じた問題点をどのように
克服してきたかなどを中心に話されていました。

話しをきいていて感じたこと。業務の性格にもよりますが
オフィスワークのほとんどはリモートワークで可能であること、
ただし「業務」はできても、オフィスという場で自然に得ることが
できていた「人と人との繋がり」「感情の共有」をどうするか
また「人の育成」をどうするかが、課題であると感じました。

リモートワークをすることだけがGOALではないと考えますが
離れていても、組織への帰属意識というか、皆でがんばろう
皆で支え合おう、という組織風土を構築していくことが
大切ではないかと感じました。

不安定な時代だからこそ、「全社一丸」とまではいかないにせよ
「上司と自分」「同僚と自分」「同じ部署の仲間」など
最小限のユニットで、ベタな言い回しだと
「力を合わせる」という意識を持つことが必要だと感じます。

仲間と知恵を出し合い、共通の目標に向かって
力を合わせることができるのが組織としての醍醐味です。

リモートワークの形をつくるお手伝いをされている
企業さんの話しをきいて、そのように感じました。

私自身も今後の経営環境の変化に備えて
より気を引き締めて仕事をしたいと考えています。

それぞれの立場でこれまでより少し「危機感」を感じて
「今自分ができること」を考えるよい機会ではないかと考えています。

 


 

 

10月給与の注意事項

1)算定基礎届の内容で、9月から標準報酬月額が決定になっています。
10月給与の社会保険料の計算の際には「標準報酬決定通知書」の内容を御確認ください。
なお、厚生年金保険については、上限額の引き上げが行われています。

 

2)令和2年度地域別最低賃金の見直しが行われています。今年度の引き上げ額はわずかですが、ご確認ください。


3)年末調整の準備を始めましょう。今年は扶養控除等申告書等の書式の変更があります。

今月の気づき

9月の連休を利用して北海道にいってきました。
4月以降、我々社労士はコロナの波に巻き込まれ
休む間もない日々を過ごしてきました。

当初は8月末が、雇用調整助成金等の申請期限でしたので
その日をひとつの区切りの目標としておりました。

実際は8月末には業務は終わらず、
連休前にもいくつか積み残しがあったのですが
気持ちを切り替えて、行ってきました。

北海道は気候もよく、連休の前日に移動したため
報道されていたような混雑には巻き込まれずに済みました。

私が行く前日まで天気が悪い日が続いていたようですが
現地滞在の期間はずっと天気がよく
帯広の友人が企画してくれた農地でリーキ(ポロネギ)を収穫して
炭火で焼いて食べるバーベキューがすごく楽しかったです。

自分の環境を変えること、そして気の合う仲間と過ごす時間が
明日への活力につながると感じました。
 

仕事の効率化をより進めて、自分の時間をつくり
余暇を楽しむ余裕を持ちたいと感じました。


 

 

(2020年10月発行)

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