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令和の労務管理とは
みなさん、こんにちは。
社労士の井寄です。
新緑が気持ちのよい季節になりました。
多くのみなさんは10連休まっただ中、
もしくは連休明けにお読みいただいている感じでしょうか。
いつもは、月の最初の営業日配信とさせていただいているのですが
今月はさすがに7日配信というわけにはいかず・・と考え
連休中ではありますが、新元号のスタートということもあり
令和最初のいより通信を配信させていただきます。
さて、4月から働き方改革関連法が施行になり
残業の上限規制や、年次有給休暇の付与義務など
休日や、労働時間に関して、大企業ほど社内での規制を
厳しくしている印象があります。
電通 新入社員過労自死事件以降の世論と
労働行政の長時間労働防止に対する取組の強化、
さらに働き方改革関連法案の施行に向けて
大企業は2年ほど前から取組を進めていたように感じます。
大企業の労働時間数削減のしわ寄せを受けているのが
いわゆる中小零細企業です。
すべての企業がそうではありませんが
労務管理に対する意識がどちらかというと低く
働く人達も、残業代をより多く得ることができる
働き方を求めている場合もあります。
小さな会社ほど、経営者と働く人の距離が近いため
働く人のそうした思いに応えたいという経営者の気持ちもあるのでしょう。
ただ、今後、働き始める人達は、そうした働き方は前提としていないように感じます。
そもそも「残業はあってしかるべし」ではなく「残業がある会社はブラック」とまで
考えてる人も多いようです。
大手企業が45歳以上の従業員に対して希望退職の募集をしている反面で
今後を見据えて若手社員を拡充していこうという動きがあります。
少子化でただでさえ、人口が少ない若年層を中小企業でも採用し
そして、離職をふせぐためには、労働時間・休日などの労働時間管理に加えて
ハラスメント対策を含む職場環境の整備が求められます。
元号も変わります。
国の政策がそうだから・・という上からの押しつけで
嫌々取り組むのではなく、自社の存続を考え
今後入社してくる人が、働き続けたいと感じるような
職場環境は何か、ぜひご一考ください。
5月給与の注意事項
労働保険料申告の準備をしましょう
今月の気づき
みなさん、10連休はどのようにお過ごしですか?
(もしくはどのようにすご過ごされましたか?)
私は4月27日(土)から29日(祝)までお休みをいただきました。
ゴールデンウィークに3連休を取ったのは、独立開業してから
初めてかもしれかもしれません。
人ごみが苦手なため、ゴールデンウィークとかお盆とか
人出が多そうなときはできるだけ出かけないようにしていますので。
今年は、初日にと東京の同業者の仲間がライブに出演するというので
横浜まで行ってきました。
その人の演奏は仲間内での「音楽祭」でチラっと聞いたことがあったのですが
今回は、本来所属されているメンバーとのライブで
本当に凄かったです。
聞けば学生の頃からずっと続けておられたとのこと。
好きなことをずっと続けておられるってすごいなーと思ったのと
出演されているみなさん、すごくよいお顔をされていたので
私も元気をももらいました。
私は、音楽もできないし、他人に誇れるような特技もありませんが
令和の世も自分らしく生きていければいいなと思っています。
(2019年05月発行)