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自社の存在価値を見つめ直そう
みなさん、新年あけましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
昨年末はカレンダーの並びで年末年始休暇が
例年より長かった方も多いのではないでしょうか。
私は毎年、年内は31日まで事務所に出て
商業出版の原稿や大学院の研究論文の執筆を
しています。
私の事務所がある淀屋橋・北浜界隈は
証券会社や銀行などの金融機関が多くあり
いつもなら30日まで、サラリーマンの姿を見かけるのですが
昨年末はみな、28日までで、29日からは閑散としていました。
人が少ないと、事務所に出ている自分が悪いことを
しているようにい一瞬錯覚しましたが
お客様がお休みのの間にやるべきことがあるので
子どもたちも大きくなりましたし、今後もこのスタイルを
続けたいと思っています。
さて、新年といえば、今年1年の目標を立てられるかと思います。
みなさんは、今年はどのような年にしたいとお考えですか?
我々の業界で言うと、働き方改革関連法案が4月以降、随時施行され
「働き方改革」元年といってもよい年になります。
昨年末以降、顧問先のお客様とも、個別に面談を実施し
就業規則の改定や社員の働き方の見直し等
話合いを続けています。
現在、各社において
プライベートの時間を充実させたい人たちが
年々増えています。
彼らの価値感を取り入れ、気持ちよく働いてもらえるような
職場環境に整えないと、人員の定着につながらないと
会社側も感じているため、旧来の慣習等の見直しに
取りかかっているといえるでしょう。
今や、労働環境の整備は「普通」です。
やっているからと言って、社員の定着率があがるとは
限りません。
それだけではなく、自社にしかできないこと、
社会での自社の存在価値を明らかにし
この会社で仕事がしたい、仕事を通じて
自己の社会での存在価値を高めたいと思ってもらえるような
取組が必要とされているのではないでしょうか。
小さな会社であれば、経営者の熱量が重要です。
自社の価値を分析し、それを高めるような
一歩を従業員に示すこと。
従業員に共感してもらえるような熱い思いを
持つことが経営者に求められます。
自分が世の中に対してできること。
他人にとって価値のあること。
それは何なのか・・
私の場合は働く現場で起こっている事象を
法律等に当てはめて、より納得感を得られる
解決方法を提示することだと考えています。
人というのは感情の生き物です。
正しいかどうかだけでは割り切れない
感情があります。
今年は商業出版2冊発刊予定です。
さらに大学院での論文執筆、
年始早々100号を迎える、毎日新聞経済プレミアさんでの連載記事
等で、今年はどんどん情報発信をしていきたいと
考えています。
引き続き、今年もよろしくお願い申し上げます。
1月給与の注意事項
1)給与支払い報告書の提出期限は1月31日です。
2)労働保険料を分納している場合、納付期限は1月31日です。
今月の気づき
昨年1年を振り返ると、プライベートで一番大きな出来事は
18年間手塩にかけて育てた息子が手元から旅立ったことです。
大学進学を機に一人暮らしを始めた息子。
京都に住んでいるので、離れてるとは言えない距離なのですが
家に帰っても息子がいないという現実にしばらくは慣れることができませんでした。
毎日、仕事の帰りにスーパーに寄って、晩ご飯の食材を買うのですが
しばらくの間、息子の好きなものに目がいって、食材を手にとって
「あ、息子はいないんだった」と気づいて、棚に戻して、さみしい気持ちになる
日々でした。
しかし、いなくなって2か月も経つと、いない暮らしにすっかり慣れてしまいました。
息子がいるときは、「1分でも早く帰ってご飯をつくらないと・・」
というプレッシャーがありましたが
娘と主人だけになると「待ってもらえばいいや」という気持ちになり
余裕を持って居残り仕事ができるようになりました。
さらに通算9年間に渡って作り続けていた、毎朝のお弁当つくりがなくなり
本当に楽になりました。
息子がいないのはさみしいけれども、だいぶ楽をさせてもらっています。
自分自身の老化現象(主に老眼)が加速しており、こういうタイミングで
子育てという負担が軽減していくんだなって感じました。
体力が弱っている分は、週1回通っているトレーニングで補強して
プライベートで楽をしている分、仕事に時間を費やしたいと思います。
仕事もですが、提出を1年延期した博士論文も今年、書けるかな、
書けるといいなと考えています。
(2019年01月発行)