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いより通信 vol.162 (2018年08月号)

懇切丁寧に人を育てる

みなさん、こんにちは。
社労士の井寄です。

私の住む大阪はとても暑い日が続いています。
熱中症が心配です。
みなさんも、どうぞ無理なさらずに
水分補給して、日中の移動にはお気をつけくださいね。

さて、8月1日でパーソナルトレーニングに通いはじめて
1年が経過します。

通いはじめた目的はダイエットもありましたが
昨年の年明けから左肩があがらなくなっており
その解消が目的でした。

最初は2か月で週2回で
食事指導もついて30万円のコースに通っていました。

誰に強制されたわけでもなく
自分で行くと決めて、30万円もの大金を払って
通いはじめたのですが、最初の1か月半くらいは
「なんでこんなことせなあかんねん」と思いながらやってました。

生まれて初めての筋トレで、どれもこれもしんどくて
色々重いものを持たされて、1時間のセッションが
早く終わらないかな、とそれしか考えていませんでした。

食生活の改善もそれと併行してやっていました。
これまでの自分の食生活と比べたら
自分としては相当好きなものを止めていたのに
(具体的には、ビール、カレー、ラーメン(つけ麺含む)、パスタなど)
トレーナーさんに「食事は現時点で40点です」と言われて
鬼やなぁと思ったこととか・・・

今も食事制限は緩やかに続けていますが
ビールを飲まないことにも、炭水化物を食べないことにも慣れて、
制限している食生活が普通になっているので
まったく苦ではありません。

習慣を変えるには、自分ごとにしてしまうまでがしんどいのであって
自分の意志で変化したあとは、それが普通になるので
難なく続けるこことができます。

人は誰かに強制されるだけでは変わることはできません。
自分の意志で「そうする方がよい」と思ったときに初めて
変わることができるのだと考えています。

私がなぜ変われたのか。
トレーナーさんが根気よく
指導してくださったからだと考えています。

1年間、パーソナルジムでトレーナーさんの指導を受けてきて
このメソッドは、人材育成にも通じるものがあるのではと気づきました。

社員がなかなか育たないというご相談を受けることが
多くあります。
またいくら教えてもミスがなくならないといった
能力不足のの社員対応のご相談も多いです。

人を育成する際に以下のステップをお試しください。

①なりたい自分像の共有
②教える立場の人がまずは見本を見せる
③ただし、自分ができることは相手もできるとは考えない
④まずは相手にやらせて、どのくらいできるか見る
⑤相手のやり方を尊重しながら、肝となる部分だけ
必要最小限伝える。最初から100をめざさない
⑥やるべきことのステップを低くしてもやはりできないときは
別のやり方を提案する
⑦相手を信じて見守り、いつでも手助けする姿勢を示す
⑧小まめに成果を褒める

時間はかかると思いますが
我々の時代のように
◇先輩の背中を見て覚えろ
◇一度聞いたことは何度も聞くな
◇できない自分を恥じろ
など、突き放す方法では、伸びないと感じています。

バーベキューで炭を起こすときに
風を送ったり、根気よく火の番をするのと同じで
最初に時間をかけて、「自分でできる。自分で成果を出すことができる」と
本人が感じるまで、根気よく育てる必要があります。

「自分のときはこうではなかった」をふ払拭して
大事に大事に人を育成していくことを心掛けてみてください。


 

 

8月給与の注意事項

1)4月昇給により社会保険料が変更になる社員(7月改定)は今月給与から社会保険料が変更になります。
 

夏季休暇のお知らせ

2018年8月11日(土)から16日(木)まで夏季休暇をいただきます。
お問い合わせの対応が遅くなる場合がございますので
あらかじめご了承ください。

今月の気づき

昨年に引き続き、今年の夏も論文の執筆に追われております。
現在、大学院の博士課程3年目になります。
本来は今年の年末までに博士論文を出さないとダメなんですが
業務との兼ね合いで昨年の後期は休学していたこともあり
提出を1年延ばしていただきました。

博士論文執筆までに何本か、大学の法学論集や
法学系の雑誌に論文を寄稿する必要があります。
それらの積み重ねで1本の論文にまとめあげるのです。

今年は加齢による老眼が一気に進行するというアゲインストの風が吹いておりますが
本業、商業出版の原稿執筆、筋トレ(?)と併行して
8月はお盆休みを最大限利用して、法学論集への寄稿論文を書き上げたいと思います。

 

(2018年08月発行)

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