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いより通信 vol.135 (2016年05月号)

助け合える仲間関係の構築を

みなさん、こんにちは。
新緑が気持ちのよい季節になりました。
私の事務所のすぐそばにある御堂筋のいちょう並木が
見るたびに緑が深くなり、葉も増えています。

自分自身は加齢により、髪が細くなったり
白髪が増えたり、肌の張りがなくなったりしているので
いちょうの木のように四季でワンサイクルで
再生をくりかえすことができればよいのになって
感じています(笑)

さて、先日、現役女子大生時代に加入していたテニスサークルのOB会がありました。
今年は我々の代が幹事でした。幹事長の男性は東京勤務で、私が色々準備を引き受け
当日の受付や、その他の担当は、同期のみんなにお願いしました。

準備がギリギリになってしまったので、段取り表をつくって当日ぶっつけ本番で
挑んだのですが、他の期のみなさんが褒めてくださるくらいのチームワークで
滞りなく会を終えることができました。

元々大学時代から、我々の代は自分で動くことができる女子が揃っていて
(他の期の人達は、女性はマスコット的な存在で男性に庇護される存在でした)
今回もその行動力が遺憾なく発揮されました。

会を盛り上げたい、会をサポートしたい、という気持ちを皆が持ち
それぞれの持ち場で、笑顔で対応してくれるみんなを見ていて
胸が熱くなりました。

これが職場となると、単発の関係ではなく
日々の積み重ねとなり、いつもいつも前向きに機嫌よくできない、ということも
あるかもしれません。

しかし、このチームプレイができたのは、誰も「自分だけ楽をしよう」とか
思うことなく、ひとつのことに向かう思いや力が同じであったからだと思うのです。

最近、非正規雇用で働く人と話しをしていて
「労働者を安く、自分の都合のいいように使おうとする経営者も「悪」ですが
自分がやるべきことを認識せずに、
サボったり楽をすることばかり考える労働者の存在は
まともに働こうと考える我々にとってもっと「悪」です。
労働者の敵は労働者だと思います」
という話を聞きました。

働く人同士がお互いに信頼できないと、
「真面目に働くものが損」という空気になってしまいます。
そうなると、「できるだけ楽をしよう」
「面倒なことには関わらないでおこう」となり
きちんと仕事をしたい人はストレスを感じることになります。

しかし働く人の「意欲」や「そもそもの人間性」は
経営者がアクションを起こしたところで変わるものではないと私は考えています。
そうなると採用や試用期間の活用で、
そういうマイナス志向の人は社内に入れないようにすることが
予防策となるのですが、人の本質の見極めは本当に難しいと思います。

ただ、ひとつ言えることは、人を使う立場の人は
「悪意」に流されないようにするということです。
キャッチボールに例えると、相手が受け取らなくとも、
悪球ばかり返してきても、あきらめずに
相手の胸にボールを投げ続けることなのかなと感じます。

「そもそもの人間性」がサボリ体質の人って、
これまでの環境でそうなっていることが多いように感じます。
「あるべき姿」を示し続けることで、もしかしたら意識改革がなされるかも・・
(大人になってから人を変えるのは相当困難だと私は考えていますが)

あとは「善」ばかりの中に「悪」ははびこりにくい、と私は考えているので
そういう人が自然淘汰されるような職場環境をつくることが、
まともな人を守る一番の近道ではないかと考えるのです。

皆が活き活きと動いてくれる様子を見て、同じ価値観の仲間がいることの
ありがたさをつくづく感じた一日でした。

 


 


 

5月給与の注意事項

年度更新の準備をしましょう

 

オススメイベント◆大阪大学男女協働推進センター設立記念シンポジウムが開催されます

私が通う大阪大学にて男女協働推進センター設立記念シンポジウムが開催されます。
元厚生労働事務次官である村木厚子氏の基調講演があります。

今後女性の労働力をどう活用していくかは大きなテーマです。
ぜひお話を聴きに来られませんか?

日時:平成27年5月24日 13時?16時
場所:大阪大学吹田キャンパス 銀杏会館3階

申込み・詳細はコチラから

 

今月の気づき

先月号でもお知らせしましたが、4月から
大阪大学大学院法学研究科博士課程に進学をしました。
3年前に関西大学大学院(修士課程)に進学をした際には、
おおよそ25年ぶりとなる学生生活にとまどい
馴染むまで相当時間がかかりました。

まずは大学の空気感です。
私が仕事をする大阪市内と同じ空でつながってるはずなのに
大学の中って、オフィス街で働く人たちがまとっている
「蓄積した疲労感」が全くないのです。
もちろん(現役の)学生さんたちが持つフレッシュ感もあります。
空気が綺麗すぎて、自分だけ違う世界の人のような感じがずっとありました。

あとは、大学のシステムです。
我々の時代は履修登録も紙に書いて事務局に提出をしていたのが
大学が運営するサイトに登録をするシステムになっており、
休講情報もそこで知らされ選択する講義の内容も
シラバスで知らされるという仕組みになっています。

図書館や資料室、データベースの使い方、
さらに「法学部」としての講義などすべてが初めてで、
かなりとまどっていましたが、今回は最初からストレスなく
学生生活を過ごしています。

ただ、学業は充実しているのですが、
3年前より3歳加齢したことも影響しているのか
学業と本業とのとの両立が大変で、
もうすでに何回か講義を休んでしまっている状態です。

人生最後の学生生活のつもりなので、
できるだけ学業にも軸足を置きたいと考えつつ
でも仕事はお金をいただいていることなので、
しっかりやらないとと考えています。
とりあえず、7月中旬に夏休みに入るまでに
ペースをつかみ、しっかり学んで仕事もしたいと思います。

(2016年05月発行)

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