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成すべきことを果たすにはやらないことを決める
みなさん、新年あけましておめでとうございます。
今年もどうぞよろしくお願いします。
年初といえば、今年やるべきことを考えられる方も多いと思います。
私も、年初に今年は何をやるべきか、いつも考えています。
とはいえ、1年ごとに何かの区切りがあるわけではないので
仕事であれば、65歳リタイアに向けて、今年は何をすべきかを
考えるようにしています。
あれもやりたい、これもやりたい、こうすればもっとよくなるのでは・・などなど
色々考えがちですが、駆け出しで仕事を受ける容量がまだまだあるときであれば
まだしも、今の仕事だけでもいっぱいいっぱいの状態であれば
仕事の整理をしてやるべきこととやらなくてもよいことの仕分けをする
必要があると考えます。
今がすごくよい状態でこのままの状態でいきたいと考えたとき、
何もしなければ、事業は縮小していきます。
今のすごくよい状態というのは、過去のがんばりの成果であり
未来のために、今積み上げをしておかないと、未来が困ったことになってしまいます。
事業をどんどん拡大したいときは、もうすでに形ができている事業については
どんどん人に任せて、経営者は新規事業の立ち上げに力を入れていけばよいでしょう。
ただし、丸投げではダメで、「ご飯を食べていく仕事」が、クオリティを保てているか
さらにはクオリティを上げる努力をしているかの確認を怠ってはなりません。
私の場合、経営者としての器は大きくないので、
自分の目の届く範囲で仕事をしたいと考えています。
そして目指すところは事業拡大ではなく、お客様の成長と共に
自分も成長し、事業を永く続けていくことです。
時代の変化に合わせてお客様に提案させていただくことも
変わっていくでしょう。
よいときも悪いときもお客様に寄り添い、ベストなご提案ができるよう
自分自身を常に磨いておきたいと考えています。
昨年は本を2冊出版し、かなりバタバタしておりましたが
今年は社労士業務に軸足を置いて、しっかり地盤を固めたいと考えています。
時間に追われることなく、余裕を持って仕事をするために
今年はおつきあいの方は不義理前提で、最小限で行いたいと思います。
ここ最近、片付け本がブームになっています。
身の回りのモノだけではなく、仕事や人間関係も整理整頓すべきときが
あるのではないでしょうか。
1月給与の注意事項
1.平成25年1月1日から源泉所得税に加えて復興特別所得税の徴収をしなければなりません。
■関連HP/国税庁:復興特別所得税の源泉徴収に関する各種情報
2.源泉所得税を半年に一度の納付にされている会社は、平成24年7月1日から平成24年12月31日までに徴収した源泉所得税を
1月20日までに納付してください。
3.支払い調書の提出は1月31日までです。
4.労働保険料の第3期の納付期限は1月31日です。
今月の気づき
年末、青森にある会社まで就業規則改定のコンサルティングに行ってきました。
拙著『社長!非常識社員はこう扱いなさい』をお読みいただいた
経営者の方からお呼びいただいたのです。
青森に行くのは2度目でした。
前回は12月上旬だったので雪はなかったのですが
今回はクリスマス寒波でかなり雪があり
私が持っている靴で最も滑らないと考えた
ランニングシューズを履いていったところ
現地の人に失笑をされた次第です。
雪がずっとある生活というのは、電車もバスも車も飛行機も時間が時間が読めなくて
自転車には乗れず、徒歩もほとんど無理なので、雪のない大阪で暮らす私にすると
かなり制約のある生活に感じました。
帰りの飛行機のチケットや、空港までの移動の新幹線のチケットをあらかじめ
準備しておいたのですが、天候の都合で飛行機も飛ぶかどうかもわからず
結局すべてキャンセルをして、仙台に向かい、仙台から大阪に戻った次第です。
電車も遅れていて、ただでさえ、1時間に1本しかない電車で、雪で遅れることで
接続の電車に、乗り遅れ、かなりの時間の余裕を見て動かないといけないことも
学習しました。
自分が知っている世界がすべてではないこと。
臨機応変な対応と、これがダメなら次の手とくじけずに対策を打ち続けること。
不自由を日常にして生活されている方達のことを思うと
恵まれている環境に感謝しなければならないと感じました。
お正月、大阪は澄み渡る青空でした。
雪国の方を思うと、こんな空を届けたいなって感じました。
青森は空気が澄んでいて、気温は低かったけれども
人はとっても温かかったです。
現地に行かないとわからないことってたくさんありますね。
2012年の最後にとってもいい経験をさせていただきました。
当事務所ホームページには、対応できる地域は関西一円となっておりますが
タイミングによっては地方への対応も承っておりますので
お気軽にご用命くださいませ。
(恐れ入りますが交通費・宿泊費のご負担をお願いしております)
(2013年01月発行)