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未来に向けた準備をしていますか?
みなさん、こんにちは。社労士の井寄です。
子供たちの夏休みも終わり、9月に入りました。このまま年末まで一気に時間が過ぎていくような気がしています。
年末が近づくと、次の年の目標や計画を考えたりするものですが、将来に向けての準備は、常日頃から少しずつやっていくべきだと私は考えています。
このたび9月1日付で事務所を移転しました。そして義母の四十九日が過ぎたら会社設立をする予定にしています。
事務所を移転することにした理由は、将来に向けた準備です。今までの事務所は駅からも近く、新築で入居したので、とっても綺麗で快適でした。但し、スペー スの都合で事務机を2台以上は置けないことがネックでした。今は常勤の職員さん1名と非常勤の週2日勤務の職員さんが1名なので、机が2台でも打ち合わせ 机を利用したり、私が事務所にいないことも多いのでなんとかなっていました。多分、まだしばらくは何とかなっていたと思います。
でも仕事というのは、増えたときに対応しているのでは遅いと思うのです。仕事を増やせる体制つくりをまず行い(過剰な先行投資にはならない範囲で)受け入れられる仕組みをまず整えてこそ、本当に仕事が増えたときもスムーズに対応ができると考えました。
今年に入って、職員さんの入れ替わりがたびたびあり、なかなか落ち着きませんでした。スタッフが定着しなかったことで、色々考えました。ひとつ得た 結論は個人の能力に頼るのではなく、仕事ができる仕組みをまずはつくることが大事だということです。うちの業務では、ミスのない仕事をすること、効率のよ い仕事をすることの二つが職員さんにまずは求めることです。
書類作成の上で凡ミスが発生しないためにはどうすればよいのかについては、社労士の業務ソフトの導入も考えています。チェックリストを作成し、ダブ ルチェックリストをつくるなどもひとつの方法でしょう。仕事の効率化については、意識の共有(いつまでにどれだけをの共有)を仕組みをつくってやっていく べきだと考えています。
現在のうちの業務量であれば、そこまで仕組みつくりをしなくても、こなせる量だとは思います。しかし今の時点で仕組みをつくることで、仕事が2倍3倍になったときにでも、最小限の人員でこなすことができると考えています。
今、食べていくための仕事ももちろん大切ですが、お金にならない、むしろ経費を使うことになる未来に向けた準備も、日常業務をこなす中で少しずつ仕込んでいきたいものです。
9月給与の注意事項
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9月分保険料から算定の結果を踏まえた新保険料に変更になります。厚生年金の保険料率も変更になっています。当月に社会保険料を徴収している会社は今月から変更です。翌月変更の会社も月末退職者がいる場合に2か月徴収をされる際の保険料の計算をご注意ください。
■参考URL
日本年金機構:平成23年9月分からの保険料額表について
http://www.nenkin.go.jp/main/employer/index6.html
今月の気づき
お盆明けに新事務所に引っ越しを行いました。(新事務所住所:〒541-0047 大阪市中央区淡路町2-5-8 船場ビルディング401号)
お盆明けからバタバタでしたが、やっと少し落ち着きました。暑い中の引っ越しでしたが、お盆休みのどさくさにまぎれて引っ越しができたので、お客様にもあまりご迷惑をおかけすることなく、結果的にはよかったなぁと思っています。
3年半前に自宅事務所から、旧事務所に引っ越しをしたときはまだ職員さんもいなかったので、事務所の立ち上げまで約1か月かかりました。机もパソコ ンも電話機もすべて新調したのでそれらをそろえるのにも時間がかかっていたのですが、今回はなんと引っ越しの日の夕方には仕事ができる体制になっていまし た。(一部ネットの接続だけが遅れていましたが)
郵便局への移転手続き等々、職員さんがまとめてやってくださったので本当に助かりました。自分ひとりの力でできることって限られてるなぁと改めて感じ、人の力を借りて、みんなで事業を盛り上げていきたいと決意を新たにした次第です。
そして、このたび法人を立ち上げ、執筆、講演、セミナー開催など、自分では「芸能活動」と呼んでいた事業を独立させることにしました。こちらは当面 の人員は私一人です。所属タレントは私、マネージャーも私、社長も私です。独立させたのは、社労士業務以外の業務も「本業」としてやっていきたいと考えた からです。社労士業の方は、仕組みつくりをして、職員でもこなせる業務を増やすことを考えています。
法人の方は、ほとんどゼロからの立ち上げになるので、実はワクワクしています。会社にも利益があがり、一緒に仕事をする人にとってもメリットがある ような仕組みをこちらでもつくっていきたい、そして一定の売り上げが見込めるようになれば、マネージャーを雇いたいと考えています。
自分しかできない仕事は何か、自分がどう動くことが一番社会に役立ち、結果として利益を上げることができ、スタッフにし、将来に向けて投資ができる仕組みをつくることができるか、今後はより「経営者」としての意識を強く持って行動していきたいと考えています。
(2011年09月発行)