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「伝える力」を高める
みなさん、あけましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
今年のみなさんの目標は何ですか?
私は「伝える力」を高めようと思っています。
いくら思いがあっても相手に伝わらなければ意味がありません。
どのように行動することで、より相手に自分の思いを伝えることができるのか、そして相手の行動を促すことができるのか、を改めて考直したいと思います。
年末にこんなことがありました。
ちょっとしたトラブルに巻き込まれ、知り合いの弁護士さんに朝一番で相談メールを送ったところ、すぐに電話がかかってきました。
気持ちが不安定になっているときに人の声を聞くって安心するんですよね。
弁護士さんの声を聞いたとき、ホッとして少し涙ぐんでしまいました。
そして年末お忙しい中、面談の時間をつくってくださいました。
会って相談をすることで、抱えていた不安が解消され、その弁護士さんに対する信頼感が一気に増しました。
相談内容は弁護士さんからすればよくある事案だと思うので メールや電話でも済ませることができたかもしれません。しかし、会って話す方が、相談者にとってはより安心です。
私達もお客様から困りごとを相談される立場です。
「お客様の不安を解消したい」という同じ思いで言葉を発してもメールよりも電話、電話よりも会って話す方がより相手に伝わります。
さらに、弁護士さんと話していて感じたことは相手の気持ちを気遣う言葉をはさむことの重要性です。
私も労災の書類を作成するときに、被災者の従業員さんに対して、ついつい事務的に状況の聞き取りをしてしまいがちになるのですが一言、相手の気持ちを気遣う言葉を入れることでよりこちらの伝えたいことが相手に伝わるようになります。
スタッフに何か指示を出すときも同じで人を動かそうと考えるならば、事務的な指図だけではなく相手を励ます言葉を入れることです。
頭ではわかっていても、ついつい自分が伝えたいことだけを効率的に伝えようという気持ちが先走り、こういった潤滑油を差すのを忘れがちになるんですよね・・
仕事の効率化を考えることも、もちろん大事ですが、効率化すべきこと、時間を割いても動くべきことの仕分けすること、そして相手を思いやる気持ちを言葉に表すことでより「伝える力」を高めることができると感じた出来事でした。
今年は常に最短距離を進むことだけを考えるのではなく、回り道もして、寄り道もしつつ、前に進んでいきたいと思います。
1月給与の注意事項
- 源泉徴収税の納付特例を出されている事業所さんは1月が納付月となります。
- 年末調整後の支払調書の提出をしましょう。
- 労働保険料の第3期の納付期限は1月31日です。
今月の気づき
年末を控えて、職員さんに急に退職をされてしまい、12月は久しぶりに手続き業務を全部自分でやりました。
彼女がいてくれた2年間の間にお客様がかなり増えているので、業務量もハンパではなかったです。在職中は、文句も言わずにコツコツとこなしてくれていた職 員さんに対して、今さらですが感謝の気持ちでいっぱいです。在籍されている間にもっとねぎらいの言葉をかけるべきだったと後悔しています。
そして来月から新しい職員さんが来てくれます。キャリアは、前の職員さんには遠く及ばないのですが、若くて明るくて元気な人です。今回、初めて人を育ててみようと考えています。彼女だけで手が足りなければ、さらにもうひとり採用することも考えています。
人間、ひとりが持つ力って限界があると思うんですよね。他人を巻き込み、力も借りることで、自分が本来持っている力以上のものを発揮できると思うんです。
今まではスタッフは「補助者」という認識でしたが、今後は事業を一緒にやっていく「パートナー」として捉え、事務所全体でよりよいサービスをお客様に提供できる体制を整えていきたいと考えています。
2011年、個人プレーから組織プレーへの転換が果たせるようがんばります!
(2011年01月発行)