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就業規則見直しのご相談が急増中!
今年に入って、就業規則の作成・見直しのご相談が激減していました。
不況なので残業もありませんし、従業員さんとのトラブルも少ないこと、また就業規則に費用を掛けてやろう、という気持ちにはなかなかなれないような経済環境だったことも一因かもしれません。
10月に入って、メンタルでの休職関連のご相談が2件、会社整理等に関するご相談が2件。退職金制度の見直しが1件。これらに伴い、就業規則も見直していきたいとのことでした。
身体もしくは精神の疾患を持つ従業員さんを休職させるためには、就業規則に休職規定を設けることが必要です。
病気になったからといって突然辞めさせるのも酷ですし、休職期間を設けて、治療の期間を与えるということになります。
休職させればさせたで復職のときにもめたりもします。かなりじっくり考えて規定を作成しなければなりません。
会社整理にしても退職金制度を変えるにしても、こちらに不備があると万が一後でトラブルになった場合に不利ですので、あらかじめできることはやっておく、その一環として規定もきちんと整えておくのがベターです。
来春4月には労働基準法の改正が予定されています。月60時間を超える残業についての割増率が上ったりしますが、当面は大企業のみの適用となっているものもあります。詳細は来月のいより通信で載せますね。弁護士の先生の研修を受講する予定ですので、勉強してきます。
11月給与の注意事項
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10月から最低賃金が変更になっています。パート・アルバイトの時給に注意です。大阪は時給750円の設定はできなくなっています。
http://pc.saiteichingin.info/table/page_table_map.html - 年末調整の準備をしましょう。生命保険料控除証明書や、国民年金保険料の納付証明書が届いたら、保管しておくように従業員さんに通知をしてください。年度途中の入社者については前職の源泉徴収票を入手してもらうよう依頼してください
今月の気づき
今月は12月に出版予定の書籍の原稿修正や、セミナーの準備、打ち合わせ等に忙殺されていました。セミナーは毎回、お聴きいただいた方にきちんと伝わったかなぁと心配しているのですが、今回あるセミナーでは「話し方が親しみやすくてよかった」とのご感想をいただきとてもうれしかったです。
東京でのある研修で模擬セミナーをさせてもらったときに、「方言がきつい」と感想に書かれてから大阪弁にかなりコンプレックスを感じていたのですが、地元では十分受け入れられる範囲のようです。まぁ受講者のみなさんにとっても大阪弁が母国語ですし(笑)
同じセミナーで別の方は「内容が難しかった」とのご感想があり、私達が通常使う言葉で一般の方はあまり使われない言葉(用語)があるのかなぁと感じました。
私達は労働法のプロなので、どんどんマニアックな玄人好みのネタを話がちですが、経営者の視点は少し違うところにあるように感じました。
11月も講演が3回あります。こんなに話す場をいただいてありがたい限りです。少しずつでも進化できるよう自己研鑽に励みたいと思います。
(2009年11月発行)