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従業員を育てるには土壌つくりが大切
現在、2冊目の本の執筆に向けて、中小企業の経営者から、従業員さんとの関係についてアンケート調査及び面談をお願いしています。
離職率の低い会社の経営者が口をそろえておっしゃること。「従業員を育てる前にまずは土壌つくりが大切」とのこと。 土壌とは企業の風土であり、仕組みであり、経営者自身の姿勢であったりします。
個々の従業員に対し、能力不足や、勤務態度を一々注意していても、もぐらたたきと同じ。引っ込んでもまた、悪い癖は顔を出すそうです。個人個人への対応ではなく、まずは従業員がまっすぐ育つ土壌をつくっていくことだそうです。
とはいえ、そうおっしゃる経営者は、もう企業経営をされて10年、20年、場合によっては40年も経っておられる方ばかり。 起業したての新米経営者は、仕組みつくりや、従業員の教育などで悩んでおられる方も多いのでは、と思います。
先輩経営者が口を揃えておっしゃることは、「会社を私物化しない」ということでした。自分ひとりで仕事をしているときと同じように、儲けを自分のために使おうと思っているうちは従業員も育たないし、会社も潤わないそうです。
自分の楽しみは従業員の成長であり、会社が潤うこと、と考えたときに、今までと違うやり方が見えてくるとか。
私自身もまだ初めて人を雇ってから1年半。まだ経営者にはなりきれていない自分がいます。
まだ自分も経営者としては手探り状態ですが、社労士としての立場で、新米経営者を応援し、古参経営者の方にも自社の仕組みを見直すきっかけとなるような本が書ければいいなぁと思っています。
8月上旬にはアンケートを集計し、8月21日（金）には、アンケートに回答してくださった経営者対象のシークレットセミナーを開催する予定にしています。 現場の声を聞き、ニーズに合わせた内容の本を書きたいと思いますのでお楽しみに。
8月給与の注意事項
- 7月に賞与支給があった場合、賞与支払い届の提出をお忘れなく。
- 9月から厚生年金保険料率と、協会けんぽの健康保険料率が変更になります。協会けんぽの方は、今年度から都道府県ごとに保険料率が異なりますので、ご注意ください。
今月の気づき
4月に本が出てから、書籍PR用のHPのコンテンツ作成、東京・大阪での出版記念パーティの開催等、ずっと走りっぱなしでしたが、7月に入ってやっと一息つくことができました。 しかし、また次の本の企画が6月上旬からスタートし、ああでもない、こうでもない、と企画書が私と出版社の間を行ったり来たりしています。。
1冊目の本のときは無我夢中でしたが、2冊目は1冊目の本でできなかったことをやりたいですし、初めての本ではないので、少しは玄人だなぁ、と認められるようなものを書きたいと思います。。
本を書くのって本当に大変なんですが、やり終えたときの充実感と、本が書店に並んだときの晴れがましい気持ちは何にも変えられないので、また書きたいと心の底から思っています。。
あと、本を書いたことで、本がなければ、お付き合いの生まれなかったであろう、地方の方から「本の内容が役に立っています」という声を聞かせていただくと、本当に本を書いてよかった、と強く思います。 今の仕事をしている目的は、「人の役にたつこと」「社会に必要とされる人間になること」ですので、本を書くのは自分の存在意義を確認するためのものでもあるのです。。
本を書いたことで、講演依頼も増えました。ひとつひとつまだ手探り状態ですが、回を重ねることで、受講者の方に合わせたお話ができるようになりたいと思います。 講演は月２回のペースであればお受けできます。。
9月から11月はすでに1回ずつの講演が決定していますが、あと1回ずつは大丈夫ですのでお気軽にお問い合わせください。
（2009年08月発行）
