いより通信:タイムリーな社会保険情報・助成金情報労務相談事例などを発信中!
人事制度の整備はされていますか?
こんにちは。いつも御世話になりありがとうございます。
大阪では桜がかなり咲いてきました。ちょうど入学式の頃が見頃になりそうです。
今年は景気回復や、団塊の世代の定年もあり、新卒を積極的に採用している企業が増えているようですが、みなさんの職場ではいかがでしょう。
私のお客様のところでは、「誰かいい人いない?」とよく聞かれます。
事業拡大のために人を採用したいけれども、なかなか採用できないというのが現状のようです。
事業を拡大したいが、新しい人は採用できない、それではどうすればいいのでしょう。
まず現在の仕事調べから始めましょう。誰がどのような仕事をしているのかを正確に分析しましょう。仕事はできる人に集中しがちです。本来もっと重要な仕事をしてもらわないといけない人が雑務処理まで行っていませんか?
正社員と比べ、アルバイト、パートであればまだ比較的採用もしやすいと思います。
雑務処理は非正規社員にお願いし、正社員についてはそれぞれの能力を活かすことのできる適正配置を考えましょう。
仕事調べの次は賃金の分析です。会社の人件費の割合はどうなっていますか?
事業拡大のためには人件費の増加も考えなければなりません。
結果を出している社員にきちんと報酬で答を出していますか?
人は報酬を得ることだけを目的にして働いているのではありません。
お給料が上ってもモチベーションが上るのは一瞬です。すぐにその状況に慣れてしまいます。
ですので、がんばった社員への報いは給与だけではなく、地位や仕事の重要度で報いるべきです。
そのためには何をすればどうなることができるのかがわかる仕組み作りが大切です。
人事制度の構築の中で会社と従業員が徹底的に話し合うことで、社内の風通しもよくなります。
会社と従業員が夢を共有し、共に成長するような仕組みをつくっていきたいですね。
現在何社かの人事制度の構築のお手伝いをしています。パートさんの人事制度導入については助成金を申請できるケースもあります。
詳細についてはご相談くださいませ。
4月給与計算時の注意事項
- 雇用保険料率が変更になります。
従業員負担→1000分の6、会社負担→1000分の9(雇用3事業分含む) - 健康保険の標準報酬月額の上限下限が変更になります。特に届出は必要ありません。昨年の算定や取得の際に提出している報酬月額から計算されます。
上限→1,210,000円下限→58,000円
*賞与の際の上限額についても変更になります。年度(4月?3月)の累計額→540万 - 年度更新の時期です。今年からは石綿健康被害救済のための「一般拠出金」の申告・納付が始まります。料率は業種を問わず一律1000分の0.05です。
今月の気付き
3月もまた新しいお知り合いがたくさん増えました。色々な勉強会にご案内いただき本当に感謝しています。
弁護士先生の勉強会で年金離婚分割についてお話をする機会もありました。発表するとなると、かなり掘り下げて真剣に勉強することになりますので、人前で話すっていいですね。
ご案内させていただいた「企業を守るセクハラ対策セミナー」も無事終了することができました。まだまだ伝える力が不足しているなぁと感じました。今年はどんどんセミナーや勉強会での発表を増やしたいと思います。
「伝えたいこと」を「伝える力」がんばって養いたいと思いますのでお楽しみに!
(2007年04月発行)