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いより通信 vol.13 (2006年03月号)

年度替わりの準備はお済みですか?

写真その1

いつもお世話になりありがとうございます。
最近雨の日が多いですが、雨が降るたびに暖かくなっているような気がします。今年は梅の開花が遅れているようですが、近所の家の梅はきれいに咲いています。もうそこまで春は来ていますね。

4月から年度替わりになりますが、準備をしていらっしゃいますか?
4月に給与改定を予定されている場合は、人事考課をしなければならないでしょうし 4月に新入社員を迎えられる事業所さんは、受け入れ準備が必要でしょう。4月からの定年延長の法律改正に向けての就業規則の見直しも必要ですね。 また時間外協定を年度ごとに締結されている場合は、その準備も必要です。

3月の給与計算が終われば、労働保険の年度更新もあります。今年は一部適用事業細目が変更になっています。従来「その他の事業」ということで継続一括することができていたのが事業の細目が変更になり、一括にできない場合も出てくるようです。詳しくはお問い合わせください。

助成金についても一部見直しがかけられます。
高年齢者の継続雇用の助成金については3月申請が現在の支給要件(原則として 5年間支給)の適用を受けることのできるラストチャンスとなっております。
育児介護関連については、現在の情報では4月以降はより充実するようです。
私事ですが、昨年4月から1年間勤めました東大阪労働基準監督署での総合労働相談員としての職務も今年度限りです。1年間で色々な労働者の方、事業主さん、そして監督官の方と接して学ぶことがたくさんありました。守秘義務に触れない範囲で今後みなさんにフィードバックできればと思っておりますのでご期待くださいませ。

3月給与計算時の注意事項

政府管掌健康保険の介護保険料率が変更になっています。
当月給与で社会保険料を徴収している事業所さん、及び3月に賞与支給を予定されている事業所さんはご注意下さい。
旧 1.25%(全額) → 新 1.23%(全額)


今月の気付き

トリノオリンピックが閉幕しましたが、みなさんは見ておられましたか?
私は実はほとんど生では見れなくてニュースで見たくらいなんですが、荒川静香選手の金メダルのみで、近年にないメ ダルレスオリンピックでしたね

新聞に書かれているのは、冬季オリンピックの種目の選手育成及び育成施設の維持の難しさです。
スケートリンクの維持費ってすごいみたいですね。今までそれをすべて企業の負担で行ってきましたが、企業も施設を維持する余裕がなくなっている状態のようです。国としての選手の育成に企業におんぶに抱っこでは無理がありますよね。

選手の育成については、幼少の頃から才能を見出し、系統立てたトレーニングを受けさせること、コーチとの信頼関係が重要のようです。選手の育成については一般の企業の社員教育にもその考え方をあてはめることができるように思います。いより通信の1月号にも書きましたが、今年の私のテーマは「人材教育」です。社員の能力育成と有効活用をして企業の業績を上げることが目的です。

4月以降、コンサル会社(株式会社ガルベラパートナーズ http//www.gerbera.co.jp)の方で人材教育に関するセミナー開催も予定しておりますのでご期待下さいませ。

(2006年03月発行)

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